2022年度|対話の場づくり

「長野ロータリーと県立大学学生との哲学対話」


長野ロータリークラブの方と長野県立大学生で集まり、それぞれが個々の立場ではなく一個人として取り組んでいることをお互いに知ったり、テーマを決め自由に話を行う場を開催しました。

交流の中では大学生側には、普段接することのできない経営者さんに自分のプロジェクトや興味分野の話をする機会を提供することができました。また、長野ロータリークラブの方にも実際に長野県をフィールドに活動しようとしている学生の本音や熱量をお伝えすることができました。

対話の場面では哲学対話のルールを用い、「欲ってなに?」「長野のPRを外にするには?」など幅広いテーマで対話を行いました。
ご参加いただいた方からは「大学生の姿がやっとみえた」「大学生の活動がこんなにも長野を盛り上げていることを知らなかった」「名前を聞いたことがある会社の方とお話ができて貴重な時間だった」「業種は違えど最前線の人に出会えたのが嬉しかった」などのお声をいただきました。

 

プロジェクトメンバー


カワムカイシキ

“問いを真ん中に置苦ことで、世代も経験も知識も違う人々がフラットに話し合い、交流することができたのかなと思います。”

事業内容


日時:2023年1月22日(日) 午後
場所:ホテル国際21 芙蓉の間
内容:長野ロータリークラブの方30名と長野県立大学生20名の計50名ほどが集まりました。各6人程のグループに分かれ、学生が自主的に行なっている活動についてロータリーの方にお話をしました。また哲学対話ではグループ内でそれぞれの問いをたて、それぞれの役職としてではなく個々人として対話を行いました。
実施体制:長野ロータリークラブと公立大学法人長野県立大学との連携企画の企画・実行

感想


実際に参加してみて、経営者の方が自社のお話をされるのではなく「自分はいいからあなたの話をもっと聞かせてよ」という言葉をいただけたのが印象的でした。これから自分たちがインパクトを与えようとしている地域ですでに多くの人に元気を与えている企業の方と一緒になった課題に取り組んだり対話を進めていくことはとても魅力的だと感じました。

関連する外部記事


2023/01/23, 信濃毎日新聞デジタル, 「世代や立場超え、考え深掘り 長野市内で「哲学対話」 県立大生と経営者ら集い」

2023/1/22, 長野県立大学, 「長野ロータリーと県立大学学生との哲学対話」を開催しました

2021年度|リビングラボ事業

北信地域リビングラボ企画「ハタラクラボ」


地方での自分が自分として働くことができるキャリアの作り方を考える取り組みとして、大学生を中心に「ハタラクラボ」を始めます。ハタラクラボでは自分の選択で、自分にあったキャリア形成ができる学生・社会人を増やし、許容し、応援しあう地域をつくることを目指しています。初年度となる今年は地域の多様なセクターや地域住民が交差するオープンな場で世代を超えての対話の場を耕していく活動をしています。運営しているのは合同会社キキという、長野県立大学の学生2人の会社です。私たちと同じ、長野県の学生たちには、この土地に居たいのに自分らしいキャリアを作ることができる道筋が見えなく、地元大手企業や都心に就職するという現状が多くあります。この現状に疑問を持ち、大学等と一緒に「働く」ことを考える場をつくることにしました。 

プロジェクトメンバー


九里みき

“キャリアのことをみんなで考える機会を作り出せたことが新たな問題提起だったと思います。”

カワムカイシキ

“イベント終了後に参加者が自分自身へのお土産として問いをお土産としてもち帰ったのですが、その問いもとても面白かったんです。”

事業内容


日時:2021年6月11日~2022年3月31日
場所:長野県長野市(オンライン)
内容:ハタラクラボの企画運営(北信地区を中心とした、学生や若者が対象)
「地方にいるのがつまらない、魅力的な企業がない」「地方において自分でしたい働き方は出来ない」という認識を若者は抱えているという問題意識から、下記を軸とした本事業を行っている。
後援:公立大学法人長野県立大学

本事業は長野県みらい基金の「次の信州創生プロジェクト」の一環として開催されました。

取り組み


学生と地域の大人達が混じる対話型イベントの開催


ハタラクラボ1

vol.1 ローカルでのファーストキャリアの作り方

好きな地域ではじめるしごとから自分の地元や都心ではない場所でのキャリアの作り方をお聞きする。
【ゲスト】
・岩井 美咲(スナバスタッフ&Kobu. Productions 代表)
・笠原 美緑(有限会社E.N.N/金沢R不動産)
・斎藤 和真(特定非営利活動法人かえる舎 代表理事)


ハタラクラボ2

vol.2 『働くにおける「はじめまして」のつくり方』

地方で働き始めるきっかけや出会いのつくり方や、働くにおける出会いの可能性についてのお話をお聞きする。
【ゲスト】
南田修二さん(特定非営利活動法人 G-net代表理事)


ハタラクラボ3

vol.3.4 『わたしからはじまる『働く』ってなんだ?』

地方で働き始めるきっかけや出会いのつくり方や、働くにおける出会いの可能性についてのゲストのお話をお聞きし対話する。
【ファシリテーター】
馬場智一 (長野県立大学グローバルマネージメント学部 准教授)
【ゲスト】
小倉翔太(ODDOcoffee代表)
長崎航平(シンカイ店長)


ハタラクラボ番外編

番外編 「長野でいいの?どこがいいの?」

地方で働き始めるきっかけや出会いのつくり方や、働くにおける出会いの可能性についてのゲストのお話をお聞きし対話する。
【ファシリテーター】
馬場智一 (長野県立大学グローバルマネージメント学部 准教授)
【ゲスト】
藤原隆充(藤原印刷株式会社 専務取締役)